お焚き上げは必要？三具足の処分方法について

仏壇で使用する三具足とは、香炉、ろうそく立て、花立ての3つの仏具のことです。仏壇の基本的なセットであり、仏壇を設置する際には必ず必要となります。三具足は、仏壇の上に供えられ、仏様へのお供え物やお線香、お花などを置くためのものです。そのため、仏具の中でも特に丁寧に扱われるべきものです。

しかし、仏壇の買い替えや、仏壇を置く場所がなくなったなどの理由で、三具足を処分することもあるでしょう。
本記事では、三具足の処分方法について解説します。

処分方法の種類

三具足の処分方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

自分で処分する

三具足を各自治体のゴミとして処分することができます。自治体によって分別が異なりますので、事前に確認しておき、収集ルールを守って処分しましょう。
長年使用してきた仏具をそのまま処分するのが気持ち的に抵抗を感じられる方は、お寺に持ち込み魂抜きをおこなってもらってから処分しましょう。

魂抜きとは、三具足に宿っている魂を抜くための供養です。主に仏像や位牌など故人の魂が入っているものなどには魂抜きをおこないます。
魂抜きは、仏具店やお寺でおこなうことができます。仏具店では、魂抜きと処分がセットになったサービスも提供されている場合があります。
魂抜きを行う際には、宗派に合わせて適切な供養を行ってもらう必要がある場合もあります。

業者に依頼する

仏具店や寺院などに依頼する場合は、以下のような手順で行います。

三具足の処分を依頼する
業者が三具足を回収する
業者が三具足を供養する

業者に依頼すると自分で処分する手間がかからず、仏具の供養もしてもらえます。自分で処分するのがためらわれるようであれば、そういった専門家に処分を任せると良いでしょう。

三具足の処分に業者を利用する際の注意点

業者に依頼する場合には、以下の点に注意しましょう。

・見積もりを取る（可能であれば複数）
・業者の実績や口コミを確認する
・改修日や回収方法を確認する

処分の判断

自分で処分する場合は、費用はかからず、手間もそれほどかかりません。しかし、魂抜きを行う手間と、粗大ゴミとして処分する手間がかかります。
業者に依頼する場合は、費用はかかりますが、手間はかかりません。また、魂抜きも業者が行うため、手間がかかりません。
費用と手間を考慮すると、以下のいずれかに当てはまる場合には、業者に依頼するのがおすすめです。

・忙しくて自分で処分する時間が取れない
・仏具店やお寺が近くにない
・魂抜きをしっかり行ってほしい

まとめ

三具足は、仏壇の基本的なセットであり、仏様へのお供え物やお線香、お花などを置くためのものです。そのため、仏具の中でも特に丁寧に扱われるべきものです。
しかし、仏壇の買い替えや、仏壇を置く場所がなくなったなどの理由で、三具足を処分することもあるでしょう。
三具足の処分方法は、大きく分けて自分で処分する方法と業者に依頼する方法の2つがあります。
費用と手間を考慮して、自分に合った処分方法を選びましょう。